ぐったり やられ 全裸
絶頂に達し、その痙攣するカラダは少年に預けられぐらりと崩れる。
やがて、緩やかにびくびくと震える透き通る白いカラダはどさりと脇に払われ、その下から聖戦士が起き上がる…
白鮎小紗枝
・黒組 文芸部所属
教室の日の当たらない座席で物静かに読書をするのが趣味。クラスの輪にはほとんど参加せず、尋ねられることがあっても素っ気ない答えが返ってくることがほとんどで、ときに書からの引用をもってクラスメイトをシニカルに吐き捨てることもある。
決してその胸中を他人に話すことなく、また悟られることもなかったが、同学年の天多摩を完璧完全な存在として なかば崇拝に似た感情をもっていた。
その崇拝は、天多摩は自分の考える完璧完全なる存在であり続けなければならないという独善的原理主義になっており、その「アマタマ」像に何らかの影響を与える因子に対してはオトコだけでなく女子高生淫魔に対しても容赦ない牙を向き排除してきた。
黄泉媛学園の狩猟が解禁された後は、性格も好みのオトコも大きく異なる發田桜子と中町美晶と共に卓を囲み、罠にかかる男子生徒を喰らっていた。
しかし、天多摩と親しい仲であった建御根正に、胸に秘めた崇拝心の巻いたとぐろを解き放ち剥き出しで襲いかかったが、サキュバスターとして目覚めた聖戦士の破邪の突き上げを受け、独善的原理主義はただのはかない恋慕に変貌し下品なまでの切ない想い人となった「神」の名を絶叫し、果てた。
この娘の最期、今までの中でも特に「死」を感じる絵になってますね
愛らしいサキュバスちゃん達はこのまま二度と目覚めることなく朽ちていくのを待つだけの身になってしまったのでしょうかと気になるところ
自分も悪くてHな女性達が仕置きされたりするシーンを妄想するのですがそういう儚さを意識するともっと女性を大切にして守ってあげたくなっちゃいます
そう感じてもらえると嬉しいですね。これまでの敵女さんたちよりも強い執念をもって戦った相手なので、その執念が打ち砕かれたことにより、より強い「死」=やられの印象を演出できたかなと思います。
彼女がはたしてどうなるか。まだ建御根少年は、彼女に対して答えを返していませんね。どこかでそのシーンがあるかと思うので、楽しみにしてもらえればと思います。
>もっと女性を大切にして守ってあげたくなっちゃいます
これはほんとに同意ですね。気持ちわかりますねー。
聖人ぶるわけではありませんが、人の罪(漆黒さん編の敵女さんたち)や業(建御根くん編の敵女さんたち)を考えながら読書・創作することで、実際の人相手に対しても懐深く、時に優しく時に毅然に相対することができるのかな、と思ったりします。